namamugichanのブログ

どうも生麦です。気になった小説についてとりあげます。おすすめあったら教えてください。

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

花房観音 「桜の里」

「見せてやれよ、東京中の男に。たくさんの男を落としてきた穴を」 主人公の鈴香は、男に愛を売る娼婦です。小説は短い四十ページほどですが、鈴香の人生の幼いころから四十代までの長いスパンが語られます。愛という虚構を巧みにうみだし、引き換えに金銭を…